コミュニケーションと誤解
前回までのLessonでは、コミュニケーションの本質的なあり方と、社会の変化が現代人に与えた影響について整理してきました。本講座ではそれらを踏まえて「人間のタイプ別分類」や「実践的なコミュニケーションの練習方法」に関する内容へ入っていきます。
ですが、その前にいったん立ち止まって理解しておきたい事柄があります。それはコミュニケーションにまつわる「誤解」や「誤った考え方」についてです。たとえば本講座では何度も触れていますが「自分よりも相手の気持ちを尊重する」「相手にとって居心地の良い状態を作る」ことを忘れると、コミュニケーションの本質を半分ほど見落としてしまうことになりかねません。
より正確な理解や様々な考え方を知ることで、コミュニケーションとその技術を学ぶ姿勢、そして講座内容の吸収率が大きく変わってしまう可能性があります。
Lesson4では、
- 口下手=コミュニケーションが下手、ではない
- 自分は思い通りの声を出せているわけではない
- 個人差や各人の考え方の違いは間違いではない
- 睡眠不足はコミュニケーションの大敵
- 人を頼るのは無能の証明ではない
- 沈黙は恐れるに足りない
これらの誤解を順に解いていきましょう。